今日も「ごちそうさま」を言いたい

摂食障害・過食嘔吐歴6年、MEC食と出会う。

65日目。医療的ケア完了しました。

こんばんは。今日は実務者のうち、医療的ケアを学んできました。胃ろうの方への経管栄養と鼻腔からの経管栄養です。

特養の管理栄養士の時は、胃ろうの方には看護師さんがついていたので接することがあまり無かったのですが、今の私はとにかく介護の現場で出会うだろう「己の無力さ」と闘いたいです。

何かあった時にその人のために最善を尽くしたい。その人の人生のために、私は私のできることをもっともっと増やしたい。管理栄養士の時のような、もう、あんな「無力」でいたくない。

折を見て実習も申し込もうと思います。実際に喀痰吸引や胃ろうの注入もできる資格をちゃんと手に入れて、もうひとつ、介護に対して無力じゃない私になりたい。

 

言うとキリがないですけどね笑

だって言い出したら、そりゃあ看護師の免許もものすごーーく欲しいし、リハビリのための理学療法士さんもあるでしょ?言語聴覚士とかもあるし…!そうして突き詰めれば医師になる。ああ、もう、どこまでいけば私は無力じゃなくなるの!?みたいな。

でも実質、そんなの不可能だ。私は医師にはなれないし、もう他の資格を得るにも限界がある。お金もかかるし、時間もかかる。私には家庭を守る必要があるから。

 

ものすごく、ものすごーーーーーーーく!悔しいけれど…。こんなに欲しいのに、私は選ばなくちゃならない。自分一人では、介護って絶対に成り立たない。私一人では闘えない。

 

介護の現場で感じた、私という、壮絶な無力さ。栄養士だった時に、あんなに渇望して必死になって得たはずの「管理栄養士」っていう肩書き。その響きに勝手に感じていた「誇り」みたいなちっぽけなものが、大好きな介護の現場ではあまりにも無力で、愚かしくて、なにもかもが思い上がりだったこと。忘れられない。忘れない。一生私の心に残る、あの、言葉にできない壮絶な無力さ。

私は私にできる誠心誠意の「安全・安楽」を介護士として実践していきたい。できることが増えたほうが、それを実践できるはず。

がんばります!!

 

【今朝の体重】61.7kg。

 

【朝ごはん】

コーヒー。

 

【お昼ごはん】

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夏野菜とウインナーのオムレツ、ハンバーグ、鶏のつくね焼き、トマト、カマンベール、ウインナー。

 

【夕ごはん】

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 アスパラ、かつおのタタキの竜田揚げ、鯵の刺身。

 

今日は医療的ケアのあとに一時間も立ち話(介護トーク)で盛り上がっちゃいました。笑

色々と聞いていると、ああ、やっぱり特養が懐かしいなあ…特養で働きたいなあ…と思います。

結婚そうそう「夜勤があるので嫁が度々いません、家事ができません」「日曜日も仕事で旦那さまと一緒に過ごせません」「結婚して初めての正月に嫁は仕事で旦那さまの実家に来ません」なんて言えないし、だからこそデイケアに就職させて頂いた。けど…。

もちろん、デイケアにはデイケアのやりがいがたくさんある。私にはもったいないくらい。…けれど。

いつかは…できれば身体介護ができる体力あるうちに、特養に勤めたいな。たしかに大変だけど、すごく楽しかった。罵倒されても首を絞められても、それすら心底愛おしくて、本当に楽しかった。認知症の方が、もう、とにかく愛おしい。なんて可愛らしくて素敵な人達なのだろう。

認知症になったからって、徘徊したり暴力や暴言があるからって、この方たちにはどこにも否定される要素なんてない。この方ひとりひとりに生きるべき人生があって、背負うべき運命がある。介護士はそれに、そっと、寄り添える。

こんな風に私も人生を終えていくのかな、己の命を終えていきたいなって思って。そうやってこのうすっぺらい人生を、安らかに終えたい。

そうして私の子供か孫かが、お世話になった介護士さんに「最期までありがとうございました、みなさんのお陰で幸せな最期になりました」って言って欲しい。そんな人生を送りたい。

 

その瞬間まで、心の臓が安らかに、恐怖に対面することなく止まるまで。どうか「ごちそうさま」が言えますように。言えなくなっても、思えるように。

今日もごちそうさまでした。

私はこんなに介護が好きだ。こんなに愛おしい。それが私の自信につながっている。たとえどんな壁にぶち当たっても忘れないようにしたい。

 

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