今日も「ごちそうさま」を言いたい

摂食障害・過食嘔吐歴6年、MEC食と出会う。

94日目。過食嘔吐治療の魔の3ヶ月目と、糖質中毒から抜け出した私。

もともと暑さに弱いうめの、バテバテです。台所がつらい…。どうにかならないの、この暑さ。

 

【朝ごはん】

とくになし。それより暑い。

 

【お昼ごはん】

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十六穀とカニカマの卵焼き、牛カルビのケチャップ焼き、ブロッコリーベビーチーズ

 

相変わらず職場では「炭水化物抜くなんて!」みたいに言われますが、粛々と続けております。ちなみにMEC食、基本を守っていれば脂質摂取量がオーバーすることはありません。タンパク質と共に、積極的に脂質を摂取しましょう。炭水化物がなくなれば、こんなにたくさんの種類がたっぷり食べられるんですよ。味付けも薄くなるから素材の美味しさのまま食べられるし。私は野菜が大好きだから野菜もモリモリ食べてるし(そしてお通じ詰まりまくる)。

あれだけ好きだったごはん。パン。うどん。パスタは吐きにくかったからあんまり食べなかったな。過食嘔吐あるある。

過食嘔吐してる時、食べたくなるのはいつだって炭水化物だった。三合のごはんを一瞬で詰め込んで、詰め込みながら「パンが食べたいな」って思ってた。いつもパンが食べたいなって思ってた。半額の菓子パンを山のように(10個ぐらい)詰め込みながら、うどんが食べたいなって思ってた。だからうどんも詰め込んだ。それでまた「パンが食べたいな」に戻ってくる。フルグラは吐きにくいのに大好きで(過食嘔吐用語で「沈む」「散る」「詰まる」と表現されるマイナスポイント三冠王)、だからいっつも食べてた。ごはんとパンとうどんの合間に、口の中をズタズタにしながら、血の味が滲んでも、ずーーっと食べていた。

過食嘔吐はそういうことの繰り返し、恐ろしいぐらい延々と終わらが見えない。ひどい時には一日中、炭水化物を食べて吐いたらまた買ってきて食べて、吐いて、食べて、ようやく夜に疲れ果てるまで繰り返してました。おぞましい。

完全に糖質中毒。過食嘔吐と共に、糖質よさようなら。もう二度と帰ってこないでほしい。あんな生活で人生終わらせるぐらいなら、炭水化物なんて一生食べなくってもいい。

こんな自分じゃ嫌だからダイエットしてたはずなのに、ダイエットをすればするほど、もっともっと自分が嫌いになっていく。人生がボロボロになっていく。

そんな風に人生送るぐらいなら、炭水化物食べないことは少しもたいしたことじゃない。

よく「ストイックだね」だの「自制心が強いね」だの言われるけど、MEC食はそんなにルールも厳しくないし。糖質控えめとはいえ、お酒飲んでるし。そもそも、人生にまったく自制心がなかった過食嘔吐のツケなんだし。

過食嘔吐で潰される人生になるか、炭水化物を食べずに糖質中毒を抜け出す覚悟と共に少しマトモに近づくか。目の前にそういう選択肢が残されたら、しかもそれが人生を賭けた最後の選択肢だったら、誰だって前者は嫌だと思う。

私は過食嘔吐を治す過程で、いわゆる「糖質中毒」から抜け出せたんだろうな。クッキーやフルグラを食べだしたら口の中血だらけになっての止まらなくなってた苦痛も、一合のチャーハンおかずに二合の白米食べてたあの快楽も、半額のパンを他人と争って買い物カゴに放り込んでいた焦燥感も、冷凍うどんを茹でて食べて吐いて茹でて食べて吐いて茹でて食べて吐いてを一日中繰り返してた毎日も、今はもうない。

 

MEC食で摂食障害が治った例もたくさんあります。私もその例になりたい。それで摂食障害に苦しんでる人に「MEC食やろうぜ!」って言いたい。摂食障害から抜け出すって、そんな簡単な話じゃないけれど。私だってまだ抜け出せたとは思っていない。少しも思ってない。

 

多くの過食嘔吐治したい人たちが越えられない、本当にマジで不思議なくらい越えられない、私も越えたことのない魔の3ヶ月目に突入しました。越えてみせたい。絶対に過食嘔吐に戻りたくない。戻りたくないのに戻ってしまうから恐ろしい病気なのである。

 

【夕ごはん】

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麻婆豆腐、キャベツとブロッコリー、小海老の唐揚げ、牛バラのソテー。ハイボール

 

バラと間違って牛バラ買いました。笑

牛もたまには良いですね。でも私は断然豚バラ派です(人゚∀゚*)

小エビの唐揚げは母がお惣菜で買ってきてくれたのですが、居酒屋で食べるやつよりめちゃくちゃ味が濃くて、全部食べられませんでした。

スーパーのお惣菜って常温持ち帰りでそのまま食べることを想定しているからか、ものすごく強烈な味付け。そりゃこんなの食ってたら炭水化物なんてやめられないよ。

 

炭水化物やめたいなら薄味にすることです。味付けのカロリーも抑えられて一石二鳥。え?味がしない?それは舌がバカになってる証拠。そりゃそんな舌で食事を続けてたら太ります。濃い味付けにごはん欲しくなるのは私も同じ。普段通りの濃い味付けのおかずを食べながら「ごはん欲しい!でも食べちゃダメ!」って、なんかちょっとチグハグな行動すぎる。薄味に慣れるまでがちょっとつらいかもしれないけど、人生のほんの少しの期間。慣れてしまえば人生とっても生きやすくなるのに。

なにより、何もかも「とりあえずしょうゆ味」って虚しい。なんでそんなしょうゆなの。いやわかるよ、私も日本人だから。それでもふと気がついた。なんで何でもかんでもしょうゆが入ってんの。何でもかんでもですよ。美味しさと豊かさって両立しない時もあるんじゃないでしょうか。

「美味しさ」の豊富さを見るなら、私たちってすごく貧窮してると思う。しょうゆの味付け美味い!だってごはんが進むから!おしまい。さみしい。私は、なんかこう、卵の甘さとか噛んだ時のお肉のダシとか、そういうのを一つ一つ美味しいって感じたいのに。肉や卵や野菜といったおかずの美味しさのゴールが「ごはんすすむ!」一択って、ちょっとどうなの。

 

というわけで、糖質中毒から抜け出した私は卵焼きに味付けをしなくなりました。自分用に焼くしょうゆも塩も砂糖もマヨネーズも入れない卵焼きは、めっちゃ甘くて一番美味しい。具材もいろいろで、しらすとか粉チーズとか入れてみる。素材同士がちゃんと美味しい。何もかもしょうゆ味よりとっても豊かになったと思う。もちろん料理によってはしょうゆも必須だけど、あくまで素材の引き立て役に留まっていて欲しいところ。ごはんがなければ、濃い味付けにする必要なんて無いんだから。

 

ごちそうさまでした。

 

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