102日目。シンプリストを目指して。

かつて収集癖のあった私。使いもしないのに買ったもの、使うつもりだったけど買って満足しちゃったもの、飾ったままうっすら埃をかぶったもの…捨てられないライブのポスターやらなんだか良くわからないカントリー調の置物まで、とにかく部屋はモノで溢れかえっていました。

多くのローラン（サンホラのファン）がそうであるように私も例に漏れずアクシーズファムのファッションにハマって、あちこちでわんさか溢れかえるフリフリ&フリフリ。実は今でも好きだけど、ああ、なんで好きなものを手放さなければならないんでしょうね。生きるって難しいですね。

でも何もかも手放して、それでも手放すしかないと思ったのは本当で。だからこれからも、もう物は増やしたくない。一つ増えたら一つ減らす、断捨離をする。ミニマリストとまではいかないけれど、私はシンプリストな生き方をしたいです。

ちなみに我が人生最大の後悔であるドールは断捨離じゃなくて、正確には「身辺整理」です。私、生きてますけど。生きているから断捨離します。こらからも私は生きていくから。

【朝ごはん】

目玉焼き、ささみとキャベツのシーザーサラダ。

【お昼ごはん】スポーツジムに行っていたので無し。

★今日の運動メニュー★

エアロビクス30分、筋トレ少し、ホットヨガ45分×3レッスン。

身体から毒素が出ました。ぷよってしまった腹は戻るのだろうか…(=ω=；)

【夕ごはん】

キャベツときゅうりのサラダ、ベビーチーズ、鳥もも肉のピカタ。ハイボール。

ごちそうさまでした。

思うに私は何かに縛られながら生きられないんだと思う。

たとえばサンホラが好きで好きでたまらなくって、あれだけ陶酔してた私は常に疲れてた。新作やライブの情報に一喜一憂して、読みたくもない漫画を全巻揃えて、グロいシーンが辛いのに読んで、ほとんど目を閉じながらアニメ見て。でもそういう行為に「私はローランだからねっ！サンホラのためなら苦手なジャンルでも踏み込んでくよっ！」って思ってた、けど疲れてた。すっごくすっごく疲れてた。

お金がない中でライブのチケットが取れる取れないで疲れてた。友達と競っているみたいだった。全国遠征について行きたいのにいけない私に疲れてた。運がなくてチケットの抽選に外れる私。嫉妬深くて、上手く生きられない私。私は本当に、こんなにも上手に生きていけない。

今もふとサンホラの歌を口ずさんでは懐かしいって思うけど、新作が耳に入ると心臓がドキドキして、怖くなって、絶対に聞こえないところまで逃げ出したくなる。戻ってはならない。あの懐かしい調べの元に戻ってはならない。こんなに好きなのは変わらないけれど、私は「好きなもの」をそんなにたくさん背負いながら上手くは生きられないんだ。そんな重いものを背負っていけない。介護と料理があればいい。私みたいな不器用な人間には、それだけしか背負えないよ。どうしてみんな、そんなにたくさん趣味がもてるのかな。どうやったら全部背負いながら上手く生きていけるのかな。

リセットしてシンプルになった私は、すごく生きやすくなった。「私」っていう呪縛から解き放たれて、すごく自由になった感じ。本当に生きやすい。それが本当に幸せなのか、他人から見れば不幸せなのかは知らないけど、少なくとも全ての「好き」を背負って私は上手く生きられない。生きたかったから手放した。しょうがないじゃない、生きたいんだもん。

そもそもサンホラだから聴いてたけど、音楽聴くのもたいして好きじゃない。「歌番組見るぐらいならアニメ観るほうがマシ、ていうかテレビ消す」ぐらい歌番組はつまらないしカラオケも行かないし。

そう思えば本来の私って、こっちなのかな。それでもサンホラは好きだよ。好きだったんだよ。悲しいね。今は米津玄師のヤンキーっていうCDだけ残りました。なんか「これだけ残そうかな」って思って。あれだけ陶酔してたサンホラよりも一緒に棺桶に入れて欲しいのは米津玄師だった。どちらに対しても、私はひどい人間だと思う。どちらのファンに対しても。なにもかも。私は何も守れないし、なんの信念もなくて、好きなものさえ好きで生きていられない。

もう介護と料理だけあればいいよ。それだけしか私は私から守れません。介護を好きな私のことは、すっごく好きなんです。私が私を初めてこんなに大好きになれた。介護をしている私は、管理栄養士に死ぬほど疲れてた（絶望してた）私よりもずっとずっと生きやすくて。わたし生きているわ！って思える。

シンプルに生きたい。服もアクセサリーも最低限しかいらない。化粧だってできない。大切ってことは、失ったら嫌ってことだ。喪失を恐れ続けながら生きていけるほど、私は器用じゃないのです。大切なものは一つか二つしか抱えていられないから。悲しいね。でも私はそういう生き物みたい。

器用に生きていけなくてもいいから、明日もごちそうさまが言えますように。

明日も介護と料理が大好きなだけの、他になにもない私で精一杯の世界を生きられますように。