73日目、良い仕事はすべて単純な作業の堅実な積み重ね。

こんばんは。介護させてもらえて日々幸せです。しかもお金までもらえて（本日！初給料日！）、なんかもう、なんかもう！…言葉に…できない…（ラーラーラー、ララーラー…

トイレ介助、ぼちぼち一人で出来るようになってきました。介護の現場で私にできることが増えるってすごく嬉しい。微力ですけど、無力じゃないんですね。少なくともゼロじゃないって思いたい。小数点だとしても。ちゃんと介護の現場で、ほんっっの少しでも、力になりつつあるんですね。私は幸せです。本当に幸せです。この幸福は何ものにも代え難いこと。

私は介護士になれて本当に、もう、なんかもう、私がおおよそ知っている言葉では、まったくもって表現できないくらい幸せです。あえていうなら「幸せすぎて死ぬ」でしょうか。死ぬ。この幸福に身体が耐えられなくて爆散するう。

細かいことや雑用でも何でもいいから率先してやりたい、なんて、そんなこと思うのは初めてかもしれません。人生初のすさまじい行動力です。

かつての私からは考えられない、ありえないってレベルですごい。別人じゃないの？って自分でも驚く行動力。そんな力あったの知らなかった。まじか。それをもっと早くから発揮してたら人生だいぶマシだったと思うよ？？？？

「私に介護をさせて欲しい、とにかく誰でもいいから、認知症の方に殴られても罵倒されてもいいから介護がしたい。介護のために勉強して、介護士になりたい！！！介護させろおおお！！」と思った時から私の中で世界がぐるりと変わりました。

今まで私は「自分で何かを選択する」なんてしなかったから。栄養大学に行ったのだって母の勧めで、とりあえず、行くと決めたのなら全力を尽くしはしたけれど。

本当に自分たった一人の判断で選んだのは「介護士」だった。それまでと同じ世界を見てるはずなのに、それまでは知らなかった、こんなにも愛おしいもの（介護の現場）が目の前にたくさんあるなんて。

なにせ私はとにかくめんどくさがりで、大切なことでも「後でやればいいや」とか、分かんないけど聞くのもめんどくさいし知らなかったってことでいいか…とか、そういう愚図なやつ。

だから当然、きっと普通の人よりは覚えが悪いけど。

『良い仕事はすべて単純な作業の堅実な積み重ね』。その言葉の意味がやっと理解できた気がします。単純な作業の堅実な積み重ね。

堅実な、っていうところが大切なんだろうな。経験値だけじゃなくって、という。

介護するだけじゃなくて、不穏な人との会話術とか、不快にさせない態度とか、記録するとか、お知らせのコピーを取るとか、お茶を配るとか、そのお茶を作るとか、机を拭くとか、鏡をぴかぴかに磨くとか。トイレ掃除とか。

そういう細かいことを、いい仕事をするために、堅実に積み重ねていくってことなんですね。愚直とも言えるでしょうか。それでもいいです。介護楽しい。ただひたすら愚直に楽しい愛おしい。