62日目食事記録。
先日デイケアで先輩介護士さんに「その人見守りです!」って言われて、
み、見守り…みま…見守りとは…!?( ゚ω゚ )
となったうめのです。見守りってどうすれば。単に見てればいいってわけじゃないだろうし、かと言って過介護になってもいけないだろうし…。
忙しくてそんなことがあったのも忘れてましたが、さっきふと思い出したので、明日出勤したら恥ずかしいですけど聞いてきます…。
「なんでそんな初歩的なこと一から教えなきゃいけないんだよ。てか、まじかよ、そこからかよ」って思われるかなあ…(´;ω;`)
でも安全安楽な介護のためには自分のプライドとか、どうだっていいもん。経験ないんだから。バカにされたっていいから詳しく聞いてこよう…。ううう。
「輪切りってなんですか」レベルの質問だったらちょっと申し訳ない。せめて「かつらむきってなんですか」レベルであってほしい。大差ないですか。そうですね。
今日の食事記録です。
【朝ごはん】
コーヒー。
【お昼ごはん】
枝豆とハムのマヨ玉子焼き、蕗の煮物、ナスの胡麻和え、キャベツと中華くらげの和え物。
【夕ごはん】
キャベツ、ハンバーグ、デザートチーズ二個、かつおの竜田揚げ、蕗の煮物、みょうが、ごま。ハイボール。
祖母は手先がすごく器用で縫い物がいまだに上手なのですが、料理は(母曰く)からっきし苦手です。包丁さばきは私よりはるかに上手いのに、味付けが壊滅的。ほぼ無味だったり、アク取りめんどくさがったり、「これそういう組み合わせにする?」って料理を生み出したり…。
そして逆に私は手芸がてんでダメ。クロスステッチにハマってた時もありましたけど、ボタンが取れたら買い換えればいいじゃん、しつけ?めんどくさい…名札つけなんてやだ…ボビンなんて聞きたくもない…ってぐらい苦手、むしろ嫌い。刺繍が素敵だとは思うのに。
以前「塩少々ってレシピに書いてあったから小さじ1入れたらしょっぱくて食べられたもんじゃなかった」って言ってた友人がいて、少々で小さじ1入れちゃうなんてどんだけぇ( ゚Д゚ )って思ったこともありますけれど。
料理好きな人が、料理が苦手な人を馬鹿にするのは愚かなことだ。アク取りがめんどくさいのはしかたない、皮むきがめんどくさいのも、しかたない。私だって、もう、針に糸を通すのもめんどくさい。
人には人の、できることと、やりたくもないことがある。他人ができたからって、できない自分を責めることない。自分ができるからって、他人を蔑む資格もない。
とは言え…!とは言え!
アク取りは料理する上でとても大事で、誰かにその料理を食べて欲しいって想いが最も強く現れる慈愛の行為だと言いたいですよう。
アク取りしてる時って、ふーーっと、楽になりませんか?浮かんできたアクを静かに、的確に、おたまですくう瞬間。ああ、まさにこの瞬間、この料理は美味しくなっている。そう実感できる瞬間。
この、わずか数分あまりの行動でえぐみが消えて、料理が何倍も美味しくなる。その手間をめんどくさがらないって、すごい愛情だと思うんです。実際、美味しくなるし。
面取り、アク取り、下ゆで、隠し包丁なんて、ぶっちゃけ省いても料理はできあがる。でも。例えば人参なんて皮を剥かなくても食べられるけど、できれば皮むきっていう手間をかけたほうが「誰かに食べてもらうための礼儀」になるんじゃないかなあ。
苦手でもいい。手間さえ惜しまなければ、料理は裏切らない。笑
話は変わって、今もよくよく覚えている、大学の母校の先生の言葉があります。
その時は中華料理の調理実習でした。中華料理って油を大量に使うんですよね。カロリー神話の教徒である私たちは口々に「油を減らせばいいのに」と言っていました。その時です、先生が言ったのです。
「中華料理は、この油の量だから美味しいのです。貴女たちが知る遥か昔からこの油の量でやってきているのです。勝手に減らさないでください」
目からうろこ!!!って状態でした。笑
そうだよね、そうなんだよね。そうして中華料理は長い経験を経て確立されていったんだ。美味しいって大切だ。カロリー神話よりも大切なことがあるんじゃないの?
だから私は今も調味料に砂糖を使うし、ケチャップも使うし、MEC食は大切だけど、同時に「美味しい」っていう欲望を絶対に諦めない。
中華料理の油を「あるべきもの」として正しく美味しいって捉えられるのは、先生のおかげです。料理は栄養だけじゃなくて、少し偏っても、美味しいのが一番だ。
今日もごちそうさまでした。